業者による外壁補修

古い住宅の外壁における劣化のポイントを日頃からチェック


長く暮らして古くなった住宅では、「多少の劣化は仕方ない」と考えがちです。
しかし、内部の居住空間を守っている外壁メンテナンスを怠ると、浸水や湿気の上昇といった重大な被害を被ってしまいます。
日頃気を付けなければいけないポイントを知って、適切な時期に外壁塗装を依頼しましょう。

●外壁のひび割れを日頃から見ておこう

外壁のひび割れは、素人でもすぐに確認できるチェックポイントです。
現象としては外壁に線が入ったような穴があり、よく見ると分かるレベルの細かいひび割れは古くなった住宅ではよく見られます。

問題はひび割れの数と深さで、当然ながら多くて深いほど悪影響があります。
地面から確認できるのは目線の高さから上を見上げた範囲ですが、それだけでも外壁の劣化をチェックすることが可能です。
下の方にひび割れが多いのならば、だいたい上にも同じぐらいのひび割れがあります。

小さくて浅いタイプなら、ホームセンターの補修材で埋める方法もあります。
ですが、個人がショップで買えるものは性能が低く、深さが分からないから適切な処置ができません。
外壁塗装の専門業者に任せて、専用の工具とベテランの職人によって完璧に施工してもらうのがおすすめです。

●継ぎ目のシーリングの状態も一緒に点検

外壁の継ぎ目には、衝撃吸収と防水用のシーリングが埋め込まれています。
このシーリングは時間が経つとひび割れが発生して、防水の役目を果たさなくなるのです。
ひび割れや部分的な剥離があったら、外壁塗装によって補修しなければいけません。

シーリングは、屋根の下から地面に接する部分まであります。
外壁の近くで観察すると、そこかしこでひび割れが発生していることが分かります。
職人に補修してもらうまでは、ひび割れからどんどん剥がれていくのです。

外壁のひび割れよりも分かりやすい基準だから、シーリングが劣化した時に外壁塗装をしてもらうのも賢明です。
外壁塗装では、現在のシーリングを全て剥がしてから新しいものを貼り付ける、打ち直しを選びましょう。
既存のシーリングの上にそのまま貼り付ける打ち増しでは、すぐに剥がれてしまいます。

シーリングを充填

●チョーキング現象では早めに外壁塗装を依頼

外壁を手で触ると、白い粉のような物体がつきます。
これはチョーキング現象で、外壁が受け止めている紫外線や雨による劣化で剥離した塗膜です。
外壁塗装によって改めて塗膜を形成しないと、毎日の直射日光や雨によってダメージを受けます。

日頃から古い住宅に住んでいると、チョーキング現象を当たり前に考えるケースが多いです。
けれども、外壁に塗られている塗料の機能がなくなっているため、気づかないうちに内部の構造材が腐っていきます。
最悪のケースでは外壁を崩しての本格的な工事になってしまうので、一度専門業者に点検してもらいましょう。

以前に外壁塗装をした年度を覚えていますか?
基本的に10年単位で実施することが推奨されており、あまりに長く放置していると住宅の耐久性にも影響するので気を付けましょう。
逆に言えば、安い塗料でも10年のサイクルで外壁塗装をしておいた方が、住宅が長持ちするのです。

●塗膜が内部から膨れている・剥がれている?

外壁に形成された塗膜は、いきなり全て消失するのではなく、弱ったところから部分的に破れます。
そのため、古い住宅の外壁では点々とした剥がれが発生して、そこから他の部分にまで広がっていく流れです。
日頃の注意点として分かりやすく、ひび割れなどの他のポイントと併せてチェックしておくことをおすすめします。

内部に入った水が気体になって膨らみ、塗膜が剥がされることで破れる構図です。
まだらになって下地が見えている状態では、建造物の本体にそのまま水や紫外線が浸透していきます。

塗膜の膨らみや剥がれが目視確認できる外壁は、すぐにメンテナンスをしてもらう必要があります。
日頃のチェックポイントとして重要性が高く、数年前ぐらいに外壁塗装をしていたのにこの状態になった場合は下地処理が不十分だった可能性が高いです。

●カビの繁殖や色褪せによる外壁の劣化にも注意

カビなどの有害な菌類は、住宅の外壁でも繁殖します。
ジメジメした日陰が続く場所に注意して、住宅の周囲を見回りましょう。
塗膜を侵食していくので、早めに洗浄することが大事です。
放置しておくと、カビが内部へと入っていき、住宅内で慢性的なカビに苦しめられる恐れがあります。
外壁塗装であれば、高圧洗浄によって勢いよく洗い流してくれます。

何となく外壁の色が薄くなってきた等の色褪せは、チョーキング現象の前の段階です。
日光による変色はただの自然現象ですが、明らかに塗った直後の色と違ってきたら外壁塗装のサインとなります。

専門家ではなくても、日頃から住宅の周囲を見ていると、細かな変化にも気づきます。
古い住宅だからと思考停止をせずに、まず現状の確認から始めてみるのが賢い選択です。

老朽化が目立ってきた古い住宅は、意識して外壁メンテナンスを実施することが大切です。
日頃気を付けなければいけないポイントは、どれも普通に住宅を一周するだけで分かります。
景観を良くすることにもつながるので、毎日の習慣として心がけましょう。
毎日自宅の周囲を見て回ると、その他の異常にもすぐに気づいて、対処できます。

●専門業者による定期点検も重要

ここまで、お住まいの外壁の点検のポイントについてご紹介致しました。
こうした点検を意識的にされることは非常に大切です。

しかし、ご自身での点検では劣化症状の有無や緊急性の判断は困難な場合も多く、やはり定期的に専門業者へ点検・メンテナンスをご依頼される事が望ましいと言えます。

もし、専門業者選びに迷う様でしたらインターネットを使って探してみましょう。
専門業者が運営しているサイトで、その地域で実際に施工された「工事内容」や「お客様の声」を確認する事が出来ますので、信頼できる業者かどうかを選定する事が出来ます。

練馬区の外壁工事を依頼できる外壁塗装専門業者のページ
 ⇒https://www.tosouyasan13.net/area/tokyo-nerima

上記の「街の外壁塗装やさん東京店」のページには、施工事例・お客様の声が豊富に掲載されています。業者のホームページを確認する事で、施工実績・経験が豊富な専門業者を見極め・選定する事が大切です。